お互いに一人暮らしだったら、会うときはどちらかの自宅に行って、多少なりとも夫婦らしい生活を味わってみたいなと思うのです。

 ですが、双方、高齢の親と同居なのでそうもいきません。

 めったに会えないわけですから、二人きりでお互いを知るための時間が必要です。なにしろ直接会って同じ空間で時を過ごしたのは数えるほどです。

 メッセージのやり取りは1000回を超えていますが、リアルに会って話をしたのはたった3回なのです。そういう状況で、わたしたちは結婚しました。

 そんな段階で、結婚してしまっていいのか?という声が聞こえてきそうです。

 わたしも、そう思います。

 もし、身近な人が同じことをしようとしていてら、きっと『ちょっとまて』というはず。

 なのですが、不思議なことに、この人はいいなと最初から思ったのです。終(つい)のパートナーとして、人生最後の時間を共有するイメージが自然に想像できました。全くこんなことになるなんて、当事者の私が一番驚いているのです。

 話を戻します。

 2人で会う時は、わたしがほろみさんの地元、もしくはその近くの地方都市まで行きます。移動手段は新幹線🚄です。

 将来的に、ほろみさんがこちらに来ることがあるかもしれませんが、基本は私が向こうに行くスタイルです。

 理由は2つ。1つ目は、私の仕事柄、列車に乗ってあちこち移動するのに慣れていること。数時間の新幹線乗車は苦になりません。2つ目は、自分が労力をかけて移動して、向こうに着いたら相手のホームグラウンドで万事お任せっていうのが好きなんです。このあたりの利害(この言い方はロマンチックじゃないですが)が双方一致していれば、いいんじゃないかなって思います。

 頻度はですね。これが一番ざんねんなところなのですが、2~3カ月に一度です。費用的な面が一番大きいです。新幹線は速いですが、料金も高い。飛行機はもっと。

 もっと会えたらいいなとは思いますが、こればかりは仕方ないです。そういうことも分かったうえで結婚したので、いまの状況の中で、細く長く続けていけるマメなコミュニケーションが大事です。

 少し愛して、なが~く愛して の精神で楽しく過ごす、それが今を生きる糧になる気がします。

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