わたしたち夫婦はそれぞれ正社員で働いています。わたしの場合、60歳過ぎた後は同じ職場で嘱託社員としてです。

 働いている限りはなんとか生活をしていけますが、そう遠くない将来、働けなくなる日が来ます。それを考えれば、できるだけ生活の無駄を省き節約生活を心がけたいところです。なかなか思うようにはいかないですけど😊

 遠距離で生活しているので、行き来をするには旅費が発生します。回数を減らすのには限度があるので、1回の旅費が割引になるサービスがあれば積極的に利用したいです。

 いまわたしが利用しているのは、JR東日本の「大人の休日倶楽部ジパング」会員の割引サービスです。

※文中での特典内容や年会費は2023年6月時点のもの。
※JR東日本以外のJRでも同様の割引特典が得られる「ジパング倶楽部」を運営しています。詳しくは記事末尾で説明します。

 東日本にお住いの方なら、吉永小百合さんのCMをご覧になったことがあるかもしれませんが、大人の休日倶楽部の会員は、年齢により「ミドル」と「ジパング」の2種類があります。

 大人の休日倶楽部ミドルのメリット

 ミドルは、男女ともに50歳以上なら入会することができます。年会費2,624円(初年度無料)がかかりますが、最大のメリットは、年数回売り出される「大人の休日倶楽部パス」を購入できることです。

 指定期間内、最大4日間、JR東日本の路線が乗り放題となり、新幹線を含む指定券も6回利用できます。それでパスの料金が15,270円というのは超破格です。詳しくは上の青マーカーのリンク先をご覧いただければと思いますが、東日本の旅で日程さえあえば、これほどお得なフリーパスはありません。

 わたしが50代の時にミドル会員になったのも、この大人の休日倶楽部パスを購入したかったからです。

 その他の特典としては、JR東日本とJR北海道のきっぷが、5%割引で何回でも購入できることですが、正直5%だとそれほど魅力のあるサービスではないなという印象です。あくまでも、わたし個人の利用パターンでは・・ということですが。

 60歳すぎたら大人の休日倶楽部ジパングが超お得

 大人の休日倶楽部のサービスが真価を発揮するのは、なんといってもジパング会員(個人年会費4,364円)になってからです。女性の場合、60歳からジパング会員になることができます。

 ミドルと同じく、大人の休日倶楽部パスを購入できるのはもちろん、JR東日本とJR北海道のきっぷが、30%割引で購入できます。

(※大人の休日倶楽部ミドルとジパングについては詳しくはJR東日本のコチラの案内をご覧ください。)

 しかもですね、全国のJRの切符も20回までは20%~30%の割引で購入できるのです。わたしの場合、夫のほろみさんが西日本に住んでいますので、JR東海+JR西日本の乗車券と新幹線指定券が割引対象となります。

 た・だ・し、ひとつ残念な条件があって、「のぞみ」は対象外なんですよねぇ。のぞみ以外で行けなくはないですが、やはり到着時間の短さも大事な要素になるので、ここは利用される方がどう判断するかです。

 具体例でいいますと、東京から広島までのぞみで移動した場合、次のように乗車券のみが割引対象になります。

 乗車券 11,800円 →(30%オフの場合)→ 8,260円
 指定券  7,880円 →割引なし

 ざっくりとした計算ですが、往復で約7,000円ほど安くなるわけです。

  

 こうした利用にメリットを感じる方にとって、ジパング会員はおすすめのサービスだと思います。が、会員になるには大人の休日倶楽部のクレジットカードを新規申し込みしなくてはいけません。ここがちょっと面倒に感じるかもしれませんね。

 それから、ジパング会員の年齢条件なのですが、女性は60歳ですが男性は65歳なのです(夫婦会員というのがあるので例外あり)。この5歳差というのが、定年年齢だったり収入格差だったり、いろいろ昭和な香りもするのですが、いずれは男女差の年齢条件というのもなくなっていくのではないかな・・などと思っています。

 宿泊と新幹線をセットにしたサービスなどでも、かなりお得になるものもありますが、日帰りだったり、好みの宿にこだわる‥と行った場合は、この大人の休日倶楽部ジパングは、年会費を払ってもなかなかおすすめなのではないかなぁと思います。

 

※ジパング倶楽部について
 JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州の各社は「JR○○ジパング倶楽部」という会員制度を運営していて、同様のJRのきっぷの割引が受けられます。

 JR北海道とJR東日本には「JR○○ジパング倶楽部」とは別に、記事で説明した「大人の休日倶楽部ジパング」「大人の休日倶楽部ミドル」という会員制度もあります。「大人の休日倶楽部ジパング」が「ジパング倶楽部」と違う主な点は

・大人の休日倶楽部のクレジットカード作成と年会費が必要
・「大人の休日倶楽部パス」などが購入できる

です。


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